今原発の煽り報道ができなくなって、次は、要素とセシウムにその軸足を移している報道ですが、この話をする前に原発の状況と加熱のピークが異なる点に注目して欲しいと思います。
3/11に地震が起きて、原発問題もクローズアップされ、週末から土日にかけて逃げた人が溢れかえりました
週明けの月曜日3/14に津波の影響と原発問題が加熱し、3/15には下げチン・カンのマヌケコメントによって、日経225は最大1660円の下落となりました。
3/17自衛隊ヘリによる海水を上空からかけることから一気に報道が沈静化しました。
その時点で、状況は何も変わっていません。ここが重要です。
その後も、放水を断続的に行うことで、土日に急送に状況が改善されてきました。
そして、ネタがなくなったから今度は、ヨウ素とセシウムで不安をあおっているというわけです。
言いたいことが分かりますよね。つまり、煽りではなく報道という観点で言うなら、事態が沈静化するまで情報を適宜報告し、分析しなければいけないのです。
それが、状況が改善する前に切り上げて、次のネタに乗り換えたわけです。
相場の観点から言えば、あの時点での切り上げは、正しい判断だし、むしろ1660円のハイパー下落のときがピークだったともいえたわけです。
今ヨウ素やセシウムについて悩んでいる人もいるかもしれませんが、放射線量というのには半減期というものがあって、1週間ぐらいで半分になるものもあれば、30年50年かけて半減するものもあります。
ヨウ素131というのは、8日ぐらいが半減期で、セシウム137のそれは30年です。
次は放射線量で、1ミリシーベルトを1000マイクロシーベルトと数字の強調をすること自体いかにもという感じがしていたわけです。
そもそも人体に影響なんてビビたるもんです。CTやレントゲンを受けた方がよほど影響が大きいのです。
だから、日本の報道はスキじゃないし、信用に値しないんです。
まず信じないことから始めることが重要だと思います。