東北関東大震災を阪神淡路大震災と比較して、355倍だと比較するけれども、それはマグニチュードの比較で、被害を直接比較することはできないんです。
まず、阪神淡路大震災はM7.3でしたが、今回の東北関東大震災はM9.0です。しかし3連発です。M7クラスのものが2回あったんです。
にもかかわらず、家屋は倒壊せずに残っていました。阪神淡路大震災のときは、高速道路から何もかもが崩壊されています。
それを単純に比較すから、テレビメディアというのは嫌いなんです。
95年の大地震にあった人の話を聞いたら、地震が起きたら机の下に隠れろと言うけれども、そんな余裕もなければ、動けないといっていました。
テレビはボールのように飛び、何もかもが飛び跳ねていたそうです。もちろん人間もです。だから、冷蔵庫やたんすなどの下敷きで亡くなった方が多かったのです。家も倒壊してしまいました。
今回の地震は、沖合いだったから、まだその分良かったわけですが、その代わり、巨大津波が襲ってきたのです。これですべてが飲み込まれてしまいました。
そういう違いを単純にマグニチュード比較して、いかにもひどいと報道し、勘違い原発報道し、風評被害が蔓延し、救われる人たちが救われないという、2次3次災害が懸念されるのです。
話を戻して、1995年は地震だけではなかったのです。
阪神淡路大震災は1/17に起きました。
同じ年の3/20には、地下鉄サリン事件が起きました。
あの狂ったカルト集団が、今風に言えばスピリチャルな世界に浸り、世界を震撼させるテロを引き起こしたのです。
こういう狂った集団は突然生まれるから恐ろしいのです。
地震の後だっただけに、今回の地震は3/11だったことを考えると、今年は、まだ何か起きるのではないかと危惧しています。
何も起きないことを願いたいです。
「Japan is not safe」と成田でヘッタクソな英語で話していたアホヤロー。二度と来るなといいたい。最もそいつの頭の中のほうがよっぽど、not safeだと思うけど。
ということで、過去の事件を、この際、思い起こして欲しいし、忘れないで欲しいと思います。あのサリン事件で亡くなった人だけでなく、それ以前にも何人もの人がカルト集団によって殺害されていたのです。
悲しみは風化しないけれども、他人のこととなると非情です。記憶とは風化してしまうのですから。だから、僕らは、悲劇の記憶を忘れないようにつめるべきなのだと思います。
それが、亡くなった方、残された方にできることの一つだと思います。
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