中東全体で反米イスラム国家が誕生する可能性は極めて高いです。というより、今の運動はそれが目的です。
なので、通貨統合なども含めて、そういう動きに発展する可能性は十分ありえるのではないかと考えます。
そうなるとスエズ運河はどうなるのかです。日本の技術も相当投入してあの運河を作ってきたのに、使えなくなりリスクがあるというわけです。
となるとどうなるか、地球儀を見ている人はすぐに判ると思います。最近の学校でも会社でもそういうものを見る意識も習慣もないから分からないかもしれませんが・・・
北極海経由です。
平面の地図だと、アメリカとロシアはけっこう離れているなと思うのですが、地球儀になるとスンゴイ近いのが分かります。北極海を挟んでいるだけですから。
その北極海の氷が解けているというニュースはご存知だと思います。それと、今回のエジプト危機というかイスラム革命は、海上ルートが変わる可能性があるのです。そしてロシアにもプラスだということになると、あれ、もしかしてプーチンさん、手引きしてませんよね? なんてかんぐりたくもなります。
そして、最近のニュースでは、ロシアの海底油田開発にBPとロスネフチが開発することになったのもご存知だと思います。その少し前では、北極海の海底資源開発競争が激化していて、ロシアが海底に国旗を立ててみたりなどというパフォーマンスに打って出たりしていました。今まで国境線を引いていなかったのがその原因です。
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201101290377.html
ということで、石油は北極海が大きなカギを握る可能性があるというわけです。
なんというか、世の中って面白いですよね。
プーチンさんがロシアで人気があるというのが、ものすごく理解できます。ムバラクなどと比較したら失礼だけれども、格が違うわけです。
株的には、ロシアとBPにプラス。もちろん他の関連国もですが・・・
通貨的には、ルーブル、ポンドが強くなる可能性があります。と同時に、中東共通通貨の誕生で、ドルの下落が一段と加速することになり、アメリカの影響力も自動的に薄くなります。
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