スパルタカスといわれてすぐに分かる人が多いのか少ないのか、全く見当もつかない。
ローマ帝国時代の剣闘士の一人で、世界遺産になっているコロッセオで、実際に戦った人物です。そこでは、人と人が闘うだけでなく、猛獣とも闘わされ、権力者はそれで大儲けしていたわけです。
そのスパルタカスタたちの怒りが爆発して、反乱を起こし、ローマ軍と戦い、連戦連勝し、最後には戦死してしまうわけですが、以後、奴隷の待遇が改善されたとのことです。
第三次奴隷戦争といわれ、歴史的にも非常に有名です。
今、北アフリカや中東で起きている≪民主化デモ≫と表現されているものの本質は、実はここにあるのではないかと思うのです。
あちらの国は、独裁で、庶民は抑圧され、仕事もなく、生活は苦しくなるばかりだけれども、権力者連中だけは太りまくっているというわけです。
だから、第○次奴隷戦争になっていると考えるのが、正しい認識だと思うし、だからカダフィーは虐殺を繰り返しているんだと考えられます。
これは何もリビアだけが特殊ではなく、他の国も同じことをしてきました。なので、彼らのモチベーションはハンパじゃないわけです。勝つか、全滅するかの戦争なのです。
今回、もし途中で終わることがあっても、この流れを変えることはできないので、いずれ、彼らの権力は失われ、転覆することは間違いありません。
そういう歴史認識で、今の現象を捉え、その動向を見据える必要があると思います。
もし原油が一時的に200ドルになってもいいじゃないかと思います。その結果、彼らに新しい時代がやってくるのなら、良い時代がやってくることは間違いありません。
我々は、彼らの運動に参加する立場ではなく、その中で稼ぐ立場です。だから、彼らと同じように真剣に稼ぐだけです。