中国が武器輸出をしていてけしからんなんて話を小耳に挟んだことはあるのだけれども、なんでけしからんのか、そのわけを知る人は少ないだろう。
まず、世界貿易の最大の品目とは兵器なのだ。
日本はここに直接参入してはいないけれども、たまに議員さんがそういう話題を持ち出していることは耳にすると思う。すると、あのお年で未だにお花畑に住んでいると思われる社民党の人たちがいっせいに反対するというわけ。
日本の場合、生産財や中間財や資本財を輸出しているので、直接ではないけれども、間接的に関わっていることになるというわけ。
そこに新たに中国が参入すると、シェアに変化が起きるので、だからけしからんというわけ。
それを知っていれば、自動車がダメになると日本が危ないとか・・・そういう論調は、やはりお花畑的な論調なのだろうと思う。
TPP論調についても同じ事がいえるのではないだろうか。
ここを見ないと、世の中の実像は浮かんでこないと思う。
ちなみに、第2位はドラッグで、年間85兆円ぐらいだっただろうか? 今はもっと増えていると思う。武器は密輸などもあるから正確には分からないけれども、100兆円は超えているはず。
ここを見ずして、世界経済は語れないというわけ。
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