日本の格付けが落ちている事実は、もはや謀略とかそういうレベルではなく、現在の政府と東電の対応に原因があるといわざるを得ないと思います。
原発対応は、初動ミスを認めることができず、失敗を隠すために隠蔽に体質になり、ますます対応を遅らせることになってしまった。
『初動ミスでした、すいません! ですがこれから国民の安全と原発暴発阻止のために、次のような対応をいたします』
といってやれば、ココまでひどくなることはなかった。
この政府を批判すのは正しいと思いますが、同時に東電をまったく評価しない人が多いですが、彼らには評価すべき点はゼロないと思います。
海に放射能を駄々漏れしましたけれども、あれば、海水や水を大量にぶっ掛けたからでしょう。では、かけなければどうなったのか。空中に飛び散りました。そして、数千万人の日本人が大量の被爆をしたことと思います。
では、海に流したことが良いわけないだろう! とお怒りになる方もおられますが、それは、問題を履き違えています。
漏れている水があることはわかっていたのだから、メガフロートやタンカーを隣接して、水を流し込めば被害を最小限に抑えることができました。
しかし、ココが役人です。それは○○の法律があるからできないと一点張りです。
実際こういう人と仕事をしたことがあります。こういう人はいくら言ってもダメなんですよ。自分の言っていることは正しいと思い込んでいますから。
ここで、政府の機能不全があるのです。
ですから、東電がまったくダメだというわけではないことがわかっていただけたと思います。
もちろん、彼らがすべて有能だとは思いません。東電幹部の脳は解けているとしか思えないような対応を実際に行っていますし。
それでも、事実認識をすれば、評価すべき点が見えてくると思いますし、問題点が浮き彫りになってくると思います。
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