イギリスは政策金利を0.5%で据え置くことを決定したけれども、イギリスでは、成長とインフレというジレンマに陥っています。
今は成長というか、緊急事態を脱しているので、利上げはあると考えるべきではないかと思います。その時期は、QE2が終わる頃にあわせるのだろうか?
すでにFTSEのチャートは頭打ちで、利上げを待っているという形になっていると思います。今回は据え置きだけれども、次回か、その後には利上げという方向に舵を切ってくるはず。
あと、イギリスの住宅価格が下がっていないので、まだまだ下がると騒いでいる人たちがいますけれども、彼らはポンドを基準にしか見ていないのだと思います。
ポンド円は、高値からほぼ半値です。つまり、天井での住宅価格は、現在では円換算で半値以下になっているというわけです。
なにも、円だけでなく、ドルに対しても大きく下がり、ユーロに対しても下がり、とにかく最も下がった通貨の一つなのです。
1億円だった物件が5000万円しなければ、そりゃ金持ちは飛びつくでしょう。もちろん、価値を見て買っているのは言うまでもありません。
それと、日本と違って、ヨーロッパは古い建物が多いです。それだけ大事にされているということでもあるし、価値があるということでもあります。なので、それらが安くなっているということであれば、絶好の買場だと考えるのは当然のことでしょう。
だから下がりにくいんです。
なので、後は上がるだけです。金融も資源もある国なので、おもしろいと思います。
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