ムバラクが素直に辞任したわけではなく、軍による引きずり降しがあったということらしい。アメリカとの話もついて動いたということなんだと思います。
これで、今まで政権で潤っていた人たちは落ち目になって、新たなグループが潤うという展開なので、主役が入れ替わると考えるべきでしょう。
そんな政治と民衆との乖離で最も恐ろしいのは、このエジプト人の期待に満ち溢れた熱狂です。
何か劇的に変わると期待していると思うんですが、方針が大きく変わることはないと思うので、そのときの失望感は計り知れないものがあると思います。
ムバラクが辞めて、スレイマンが大統領になるだけで、ことが収まると考えるのは時期尚早だと思います。
今までの中東がそうであったように、ここは混沌としているし、不安定なのです。まだまだ、目が離せないと思います。
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