日本は原油は中東依存。レアアースは中国依存。貴金属も輸入するしかない。資源のまったくない国だとほとんどの人は考えている。
実は、それはとんでもない認識不足なのだ。
日本には、原油はあるし、天然ガスとしてのメタンハイドレートは100年分相当あるとか、海をいじれば金も銀もレアメタルもある。
リサイクル率やコストの課題はあるけれども、都市鉱山は相当なものなのだ。
こういう認識がなく、日本は原油を全く生産できない、非常に危ない国だという認識を持っている人がいたら、ちょっと考えを改める必要があるのだろうと思う。
確かに政府債務は膨大だ。しかし、それを帳消しにするほどの資源を持っているのだから、貸借的には全く問題がなくなってしまうわけ。
ただし、そこには国際政治という力が存在していて、アメリカも中国も快く思わない。あわよくばすべて奪ってしまおうと考えているのだから。
現にロシアは、北方領土の返還を拒否し、開発に着手しているのは、地下に眠る良質の天然ガスなどの開発を始めるためなのだ。
そこに、中国や韓国を入れるのには、政治的な思惑があってのことで、恩を売っておけば、尖閣を中国が手をつけるときにも、ロシアが入って行けるからだ。
結局、問題は政治力だということにつきるわけだ。
どう転ぶか、ここが重要だろうと思うし、それによって投資対象や投資スタンスが変わる。
PR
COMMENT