米仏は原発推進なのは、アレバ社のアンヌ・ロベルジョンCEOが話されたとおりですが、イギリスもそうです。
それらの国に共通なのは、原発利権という平たいものではなくて、恒常的に利益を吸い上げるためのシステムだという点を理解する必要があるでしょうね。
日本の場合、原発停止により、原油を燃やして電気を作ると言うより、天然ガス(LNG、LPG)や石炭を燃やして電気を作る方が現実的でしょう。
原油の場合、副産物が沢山生成されるので、それらの需要が落ちているところで原油を燃やすとガソリンが余ってしまったり、ナフサが余ってしまったりするのです。
その点、天然ガスや石炭の場合、特に天然ガスは燃やして終わりなので、埋蔵量も多い天然ガスの需要が高まると考えられます。
ということで、石油企業と天然ガス企業が買いということになりそうです。
石炭の企業と言うより、石炭火力発電を作れる企業は優位だと考えているので、日本だと、川重や三菱重工あたりでしょう。
■ガスタービンに春到来の予感(日経新聞)
ちなみに、コストは火力総額で9.5円/kWhぐらいです。
石油:10.0~17.3円/kWh
LNG:5.8~7.1円/kWh
石炭:5.0~6.5円/kWh
エクソンの2025年では、
LNG:約6セント(約4.8円)/kWh
石炭:約5セント(約4円)/kWh
となっていて、2030年までに60%成長して、最も大きく成長する分野で、エネルギー需要の現在の20%から25%にまでシェアを伸ばすと予想されています。
ということで、天然ガス関連企業が長期的には買いと言うことになります。
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