新日鉄と住金が経営統合すると発表したことで短期的に株価にはプラスと考えられているけれども、長期的に鉄の需要はどうなんだろうかと思ってしまうわけです。
すでに、鉄よりも強度が強く、軽い素材が開発されており、鉄に取って代わるのではないかと思うわけです。
もちろん、現時点ではコストは高いので、今すぐではないにしても、徐々にその需要は高まるものと考えています。航空機、自動車などからスタートして、インフラにも使われるようになるのではないかと期待しているところ。
現に、多くの株が堅調に推移をしているのにもかかわらず、鉄鋼株はパッとしていないと思う。これから上昇するのかもしれないけれども、そのためには、大型のインフラ投資をインドなどが行う必要がある。
加えて、先進国を中心にしたインフラの更新時期にきているので、鉄ではなく炭素繊維を使ったインフラ投資になったら非常に面白いんだが・・・
鉄の話に戻すと、世界最大アルセロールミタルでも、シェアはわずか6%だということを考えると、乱立しているというわけだ。この業界は世界的な再編が必要だと思うので、日本国内で経営統合だけでなく、世界的な再編に向けた動きに入って欲しいと思う。
そうすれば、株価の位置は大きく変わってくるはず。
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