今週水曜日に、福島原発の構内の映像が流れたことで、いろいろなことが判明したのでそれをまとめて説明したいと思います。
1.統合本部共同記者会見などと、細野剛志がやっているが、全くの茶番
まず、早急に津波対策をしなければいけないのに、現場無視の土嚢作戦が通ってしまう統合本部に何の存在理由もない。
見た目はイケメン、頼り甲斐がありそうな細野剛志は、そこの部分が全く分かっていない。事実、会見場で厳しい追求があると、言葉を失ってしまう場面が何度となくある。
加えて、○○は独立性が高いのでという言い訳が随所に出る。それじゃ、統合本部としての役割などというものがないだろうと思うわけです。
結局、無責任体質のままだということなのだ。
2.福島原発構内の映像で語る青山繁晴氏の発言には毒がある
建屋が水素爆発で吹き飛び、水を注入する事故は世界で初めてと語り、そして強調されているのが津波による影響ばかりです。
その原因は、設計ミス、水素爆発など起きないと考えてきたことによるものであり、初動で、甘く見ていた東電・保安院・政府に責任がある。
それをあたかも、今回の事故は、津波による被害のため被害が大きくなったと強調する姿勢は、きわめて公平性を欠く姿勢だといわざるを得ない。
未曾有の災害、想定5m(失笑)を超える津波ですべてがダメになったから、原発には問題がない、原発は安全だという方向に持ってゆこうとする意図が感じられる。
これはきわめて危険な行為だといわざるを得ない。
http://www.youtube.com/watch?v=vyz1BaEfxCc
3.東電清水社長が未曾有の災害なのだから原子力損害賠償法の免責に該当する
ちょうどビデオが流れた後と考えられるので、これはきわめて意図的なものだと考えるべきだろうと思う。
設計を低くしたのは明らかに東電であり、それを認めたのが保安院である。しかも天下りがある。これで、なぜ免責などといえるのだろうか。
どう転んでも、120%ありえない選択肢だ。
4.国が被ばく線量を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げたことで、日本の国際的信用はゼロになった
この被ばくの上限というのは、世界共通であって、それを日本だけ引き上げたということは、日本という国そのものの信用がなくなったということです。
加えて、日本からの輸出品のすべて、農作物のみならず、工業品もすべてが、不信の対象となる。
日本という国を崩壊させることが目的なのだろうかと疑ってしまう。
しかも、この期に及んで、原発は未曾有の災害だったから、こんなことになってしまったと強調しているところに、この国の非常に大きな危うさが感じられる。
ボクは原発不要派の立場ですので、公平に考えたとしても、ある程度のバイアスがかかっていると思います。その部分を差し引いて、お考えください。
皆さんはどのように感じられたでしょうか。
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