世界中でデフレほど恐ろしいものはないと恐れられています。理由は明確ですが最後に書きます。
まず、日本はデフレです。何をどうやってもデフレから脱却できないのです。
まじめに働き、コストを削減して、良いものを作り、資本財、中間財では世界の中枢を牛耳り、テレビも冷蔵庫も世界最高の商品、車は誰もがうなる高い品質、社会は平和で安全、日本人は総じて親切でやさしく忍耐強い・・・
こんなにすばらしい国や国民が何で世界で恐れられている悪の枢軸のようなデフレに侵されてしまったのでしょう?
こんなにすばらしいのなら、健全なインフレ経済で、債務もなく、国は常に黒字で、理想の国家になりそうなものですが、そうなっていないのはなぜなんでしょう?
全部話すと長くなるので、要点のみの解説をします。
まず、まじめに仕事をすればするほどデフレ圧力がかかるのです。
理由は簡単で、最初に説明したように、良い商品を安く提供するためのコストカットと技術開発。これだけで十分なデフレ圧力になります。
日本の場合、まじめな経済運営をしてきた結果なのだと理解することができます。
一方、なぜデフレ悪玉なのかというと、ひとつは政府の負債でつぶれてしまうからです。特に、貿易黒字でないアメリカのような国はです。なので、デフレ悪玉論が蔓延しているというわけです。
そりゃそうでしょ、打ち出の小槌の中銀の成立要件はインフレですから。デフレになったら役目がないし、儲けも減ります。
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