今相場で警戒していることは、中国経済の大幅減速です。
直近のGDPでは10%を越えていましたので、日本から見るとなんだかすごい気がしますけれども、この10%がボーダーラインなんです。
中国に行くとわかりますけれども、急速に経済拡大をしている反面、大学を出ても仕事に就けない人がたくさんいるという現実があります。
それに加えて、日本の対中輸出がここに来て急速に減ってきていることの意味についてよく考えておく必要があると思います。
対中輸出といっても、結局それは対米輸出にもなっている、アメリカ経済が減速するにしたがって、言ってみれば、中国国内に在庫があまっている状態なのかもしれませんね。
特に重要な点は、不動産価格の急落です。はっきり言って行き過ぎているので、その調整が起きているわけですけれども、金融当局により金融引き締めで一気に深みに落ちる危険性がないとはいえません。
これらをいつものように相場に翻訳するとどうなるかというと、
『一旦底打ちしたかに見えた相場ですが、上昇できないことで、再度下げてくる可能性がある』
ということになりそうです。それが一体何時なのかですが、経済サイクル的に言えば2009年がその年になるといえます。前後は当然しますので、今年に何かが起きるかもしれません。
以前のようなブル相場ではないので、注意をしながら取れるところを取ったら利食いをして、ありがとうの感謝の言葉を述べましょう。これ結構効果があります。
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