G20の今回の合意で重要なのは、不均衡是正ということ。
簡単に言えば、赤字のアメリカ製品を買って、
黒字国は、溜め込んだカネを放出しろというもの。
だけど、アメリカはドルを安くしたのに、
貿易赤字が増えてしまったという統計が出ている。
これは、ドル安はあまり意味がないということになる。
ただ、ドル高は望んでいないので、
ドル高になったとしても、限定的だろうと思う。
そして、国際通貨ではない人民元に切り上げ圧力。
中国も、急激な元高は好ましくないと考えているから、
ペースは緩やかなものだろうと思う。
そうすると、外貨が溜まるし、国内にさらに元が溢れることになる。
これがバブルの火種になると思っているんだけどね。
悲観論者や、反中論者は、これで中国のバブルは崩壊する
と言い出すわけだけれども、逆の現象が起きる可能性がある。
後は、FOMCで追加緩和が行われるのかどうかと、
行われるとしたら、その規模が市場の焦点になる。
週明けの不動産統計は、そういう意味できわめて重要。
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