中国の中で何が起きているのかを、
簡単に説明をしたいと思います。
不動産バブルなのは周知のとおりですが、
バブルが弾ける弾けないは今回抜きにして話をします。
中国では、銀行が貸し出したお金が、
不動産投機のために使われているので、
価格が大幅に下落すると、
銀行のバランスシートが大きくダメージを受けます。
そこで、銀行の増資が行われています。
非上場だった銀行を上場させたり、
上場企業は増資をしたりと、
そんなことが頻発しています。
これは、最悪のシナリオに備えての行為だと思います。
問題は、その中身です。
上場して資金調達は普通だとしても、
増資の引き受け先が、政府系ファンドだったり、
その政府系ファンドへの貸付を銀行がやったりとか・・・
???
結局、それって、何も変わらないじゃん?
準備率っていうものを考えれば、プラスにはなるとは思うけど、
ネットではプラマイゼロです。
後は、民間の預金を何らかの名目でつぎ込む
ってなぐらいしか見当たらないと思うけど???
これだけのことをやるからには、
相当危機意識があるのだなと思います。
弾けなければ良いけれども、弾ければ・・・
そうなれば、中央政府が売るな宣言をするかもしれない。
売らなければ価格は下がらない。
だから売るな。売らせるな。
みたいなこともあるかもしれないですね。
中国の動向はきわめて重要です。
特に、銀行セクターの動向は重要です。
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