今、何が起きているのかというと、インフレを抑制して、そのお金を経済に回そうとしているのだと思う。
今の状況を放置していれば、間違いなくインフレが加速するはずだけれども、放置することはないと思われる。その一つが引き締めであり、もう一つが取引所での持高規制。もう一つは証拠金の引き上げ。
ポジションの上限は1000枚までと決められてしまっても、抜け道はあります。とりあえず、そういう方向なのは間違いないでしょうね。
そうすることで何を狙っているのかというと、株への資金流入をしようとしているのではないかと思うのです。
インフレが抑制されながら、資金はジャブジャブ、景気もそこそこ良くなっているということになれば、株式市場に資金が流入するのは当然過ぎるほどのロジックだからだ。
そして、その後不動産に資金が回れば、困った問題が大きく改善されてくるというわけ。
きっとそういうシナリオのはず。
ここで、一つ困った点は、中東での動乱です。これが起きれば、原油は急騰してしまいます。なので、こういう問題はなんとしても避けたいと考えているのではないかと思われる。
すでに、銅は史上最高値を更新してまだ下げてこないし、綿もコーヒーも小麦も大豆も高くなってきているし、原油もジリジリと上昇している。
投機を規制しても、実需で上げているなら、これは規制の対象外なので、ここに今のインフレ抑制の難しさがあるのではないだろうか。
楽観シナリオでは、株にとにかく資金を流入させようとしているのが分かります。それが成功すれば、株バブルが起きます。何バブルになるかですが、スマートフォンバブルなのか、ITバブルなのか、名称はイマイチよくわかりませんけれども・・・
とりあえず、楽観シナリオを想定しつつ、原油急騰などの悲観シナリオも想定しておくべきではないかと今は考えているところ。
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