アメリカの中東への足がかりとなっているだけでなく、イスラム原理主義者の台頭を押さえることができたわけです。
CNNのレポーターで有名だった、クリスティアン・アマンプールさんはいまはABCに移籍したようですが、彼女の現地レポートを見ていたら、「私たちはアメリカ人を憎んでいる」と連呼されて、興奮した群集に襲われそうな危険なムードがムンムンと伝わってきました。
レポートでも話していましたけれども、「エジプト人は、この騒乱がイスラム革命に繋がることを世界が恐れていることを知っている」と話していました。
なるほど、まさに原理主義革命ということだ。ということは、以前書いた、裏でイランが手引きして、原理主義の台頭に持ってゆこうとしているというのは真実なのかもしれない。
となると、まず、原油が非常に危ないということになる。
エジプト人に限らず、貧富の差があまりにも激しいので、その原油を国民に取り戻せということになりかねない。
そうなるかどうかは分からないにしても、非常に危ない状況になっているというわけだ。
そうなると、ソシエテジェネラルが抱えている、エジプトへの投資が焦げ付くことになるので、連鎖反応が起きるリスクがある。
今のところ、伝播はしていないけれども、それが起きれば、間違いなく株は大きく売られるし、為替はドル高に向かい、原油は急騰ということになりかねない。
週末も引き続きエジプトのみならず、中東全域の動向には注意が必要だと思います。
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