株式市場は失業率悪化を好感

なんで？　って思う方がいるかもしれませんので、簡単にご説明します。

まず、現在の相場は、金融相場です。金融緩和によって、株価が上昇していると言う相場なんです。

ですから、失業率が悪化したと言うことは、ＱＥ２で一旦は終わっても、その後にＱＥ３があるんじゃないかと連想されていると言うわけです。

実際、為替市場では、ドル高に少しずつなっていますけれども、ドル高トレンドと言うより、ドル安中の調整的なドル高という動きです。

もちろん今のところはです。

まず、財政赤字を２兆ドルなどに引き上げるなどすれば、ドル安と言う流れになってゆきます。

それが庶民の生活に打撃を与えるのは言うまでもありませんけれども、アメリカ人は日本人と違って預金ではなく株式投資をしているので、むしろ歓迎だろうと思います。

どうなるのか、注目してゆきたい。

商品市場を急落させる方法は簡単

以前にも書いた話ですが、商品市場が急騰したとき、それを潰す方法は実に簡単です。

１．証拠金の引き上げ
２．現引き禁止

影響が大きいのが、１です。

これは、今回のシルバー価格の上昇を受けて、証拠金を引き上げたら下がるだろうと考えていました。しかし、今回は暴落はないんじゃないのかななんて、楽観的に考えていた自分がかなりアホでした。

１週間で３０％の暴落です。

損はしていませんが、見通しの甘さを痛感させられました。恐らく、多くの個人投資家が追証に追い込まれたと思います。

一旦そうなると、すぐに上昇は考えにくいので、長い時間をかけて上昇と言う流れになるのではないかと思います。需要はありますからね。

しかし、心理的な節目の５０ドルは決定的なものとなったのは間違いないでしょう。

ジワジワと下落 次の買場まで様子見

最近ジワジワと下落しているのが分かります。急激に下落すると言うより、売り手も中途半端な下げが継続。

ハンセン指数もジワジワと下げていて、そろそろどこかで大きく下げるんじゃないかと思いたくなる展開。

ＦＴＳＥやＤＡＸは下落しているけれども、スッキリすような下落でもないので、最近の指標の悪化や失業率を控えて利食いと考えるのが、最も簡単な理解だと思う。

この後、大きく下落するかどうかは、この後の展開次第ではないかと思います。

今は次の買場を探る段階と考えているところ。

シルバーの下落は本当に醜い

シルバーは、４０ドルぐらいで止まる妥当と考えていたけれども、それよりも下げてきている。

現在、３８ドル。

今調子で３４－３５ドルまでゆけば、次の買場になると考えられる。まさか、２０ドル台はないだろうと思うんだけれども、それがあったりして・・・

スピード違反的な上昇をしていたんだから、この程度の下落はあって当然なのかもしれない。

今週の雇用統計と財政赤字の上限引き上げなどがあれば、流れは変わると思うけど、目先は下げ止まりを確認しないといけないですね。

中国から逃げるときだ～ジム・チャノス氏

別のジム大先生の登場だ。

あちらのジム大先生は、中国の時代になるとおっしゃる。
コチラのジム大先生は、中国はバーストするとおっしゃる。

しかし共通しているのは、今は中国は買い時じゃないということだ。

あちらのジム大先生は、暴落したときにはぜひ買いたいとおっしゃる。

こちらのジム大先生は、暴落で稼ぐことが目的だから買い時は言わない。

この震災のドサクサ紛れに、中国は東京の一等地を６０億円でご購入しました。